60歳を超えても輝くブラジリアン柔術:ゆでたまご氏と髙田延彦氏の挑戦
25.04.04

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近年、ブラジリアン柔術(BJJ)は年齢に関係なく広く親しまれており、60歳を超えても活躍する姿は多くの人々に勇気と希望を与えています。
ここでは、漫画『キン肉マン』の作者ゆでたまご・嶋田隆司氏と元総合格闘家の髙田延彦氏の挑戦を通じて、BJJの魅力を探ります。

嶋田隆司氏の挑戦
嶋田隆司氏は、1996年に日本初のブラジリアン柔術道場に入門しましたが、怪我などの理由で一度は離れました。

しかし、2021年1月、60歳を迎えた彼は25年ぶりに練習を再開。
同年9月、横浜武道館で開催された「JBJJF第15回全日本マスター柔術選手権」に出場。
マスター5白帯ライト級にエントリーし、初戦で身長差のある阿久津直人選手と対戦。
寝技に引き込む作戦を試みるも、相手の強力な攻めにより肩固めで一本負けを喫しました。
試合後、彼は「悔しい。もっと練習して次に挑みたい」と語り、再挑戦への意欲を示しました。
髙田延彦氏の挑戦
元プロレスラーの髙田延彦氏は、62歳でブラジリアン柔術の大会に初出場。
2024年9月に開催された「SJJIF World Jiu Jitsu Championship 2024」では、マスター7紫帯ヘビー級にエントリー。
決勝戦で米国のスティーブン・スミス選手と対戦し、相手の引き込みに対応しサイドポジションを奪取。キムラロックで一本勝ちし、見事優勝を果たしました。
髙田氏は「柔術がライフワークになり、今回の試合は大きなギフト」と語り、今後も技術を磨き続ける意欲を示しました。
髙田氏にとって、柔術は総合格闘技時代の因縁がある分野でもあります。

1998年、PRIDEで柔術のレジェンドのヒクソン・グレイシーと対戦し、敗北した経験がある髙田氏。
還暦を過ぎて自らその技術を学び直し、競技に挑戦する姿は、多くの人にとって感動的なストーリーとなっています。
ブラジリアン柔術の魅力と可能性
ブラジリアン柔術は、年齢や体力に関係なく始められる武道として知られています。
技術や戦略が重視されるため、体力的なハンデを補いながら競技を楽しむことができます。
また、定期的な練習は健康維持やストレス解消にも役立ちます。
嶋田氏や髙田氏のように、60歳を超えて新たな挑戦を続ける姿は、多くの人にとって励みとなります。
さらに、BJJは競技としてだけでなく護身術としても有効です。
関節技や抑え込み技を駆使することで、相手を傷つけずに制圧する技術が身につきます。
特に、力が強くない人や年配の方でも、適切な技術を身につければ、大きな相手にも対処できる点がBJJの魅力です。
BJJはまた、強いコミュニティの絆を築く場でもあります。
年齢や経験を超えた交流が生まれ、社会的なつながりや新たな友情を築くことができます。
これにより、人生が豊かになり、健康的なライフスタイルを支える要素となります。

まとめ:何歳だって輝けるのが柔術の魅力
ゆでたまご・嶋田隆司氏と髙田延彦氏の挑戦は、年齢を理由に新しいことへの挑戦をためらう人々に勇気を与えています。
特に髙田氏にとっては、過去の因縁を乗り越えて自ら柔術に挑む姿は感動的で、多くの人々に刺激を与えることでしょう。
ブラジリアン柔術は、年齢に関係なく技術と戦略を駆使して楽しめる武道です。今後も多くの人々がBJJを通じて自己成長や健康維持を実現し、新たな可能性を広げていくことでしょう。

