白帯にも4段階あんねん | ブラジリアン柔術のストライプとは?

25.04.06

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ブラジリアン柔術(BJJ)を学んでいると、帯に白いテープのようなものが巻かれているのを目にすることがあります。

これが、ストライプと呼ばれるものです。ストライプは単なる飾りではなく、柔術に取り組む中での「成長の証」であり、次の帯へ進むための大切なステップです。

この記事では、ブラジリアン柔術におけるストライプの意味と授与基準について、詳しく解説していきます。

これからBJJを始める人も、すでに練習に励んでいる人も、ぜひ参考にしてみてください。

ブラジリアン柔術におけるストライプとは?

まず、ストライプとは何かを押さえておきましょう。

ブラジリアン柔術では、白帯・青帯・紫帯・茶帯・黒帯といった帯制度が存在します。

しかし、帯の昇格には時間がかかるため、練習生が途中でモチベーションを失わないようにする仕組みとして導入されているのが「ストライプ」です。

ストライプは帯の一部に細い白いテープを巻いて表現され、指導者からの「あなたは着実に成長している」というメッセージでもあります。

一般的に、ストライプは最大で4本まで付与されます。

そして、5本目のストライプが与えられるタイミングで帯の色が昇格するのが基本的な流れです。

つまり、白帯に4本のストライプがついた後、次の段階で「青帯」へ昇格、青帯に4本のストライプがついたら次に「紫帯」へ進むというステップアップ形式になっています。

※ただし、道場や指導者の方針により細かい運用に違いがあることもあるので、通っている道場のルールに従うことが大切です。

ストライプを授与する基準とは?

ストライプは、単に練習を続けているだけで与えられるものではありません。

明確な基準に基づき、指導者の総合的な判断で授与されます。

主に、次の4つの要素が重視されます。

1. 技術の習得度

ブラジリアン柔術では、基本技から応用技まで幅広い技術を習得することが求められます。

ストライプを授与されるには、各帯に求められる技を理解し、実際に使いこなせることが必要です。

たとえば白帯では、ポジショニング(ガード、マウント、サイドコントロールなど)やベーシックなサブミッション(腕十字、三角絞めなど)の基本を正確に行えるかが評価対象となります。

技を単に知っているだけでなく、スパーリングやドリルの中で自然に再現できるレベルが求められます。

2. スパーリングでの実力

スパーリング(実戦形式の練習)は、柔術の核心部分です。

ここでどれだけ技を活かせるか、どれだけ状況をコントロールできるかがストライプの重要な判断材料になります。

ただし、スパーリングで勝つことだけが評価されるわけではありません。

正しい動きにチャレンジしているか、課題を持って練習しているかなど、内容も重視されます。

特に、ポジションを取る・維持する・エスケープする、といった「正しい柔術の原則」を守れているかがポイントです。

3. 練習への参加頻度

どれだけ練習に通っているかも、ストライプ授与の基準に大きく関わります。

一般的に、コンスタントに道場へ通い、積極的に学ぼうとする姿勢が評価されます。

たとえば、週に2〜3回の練習を半年以上続けることで、1本目や2本目のストライプを獲得できるケースもあります。

逆に、間が空いてしまったり、練習頻度が低い場合は、たとえ技術があっても評価が先送りになることも。

練習への「継続的な取り組み」が重要なのです。

4. 柔術に対する姿勢・道場での態度

ブラジリアン柔術は、技術だけでなく「マナー」や「リスペクトの精神」も重んじる武道です。

道場内での礼儀、インストラクターや仲間への敬意、協力的な姿勢、練習への真剣な取り組みなどもストライプ授与の判断材料になります。

また、ケガ防止や安全配慮、後輩へのサポートなど、柔術を通じた人間的成長も非常に重視されます。

ストライプ制度のメリット

ストライプ制度には、練習生にとってさまざまなメリットがあります。

成長の実感を得られる

ブラジリアン柔術では帯の昇格に数年単位の時間がかかるため、小さな成長を感じる機会が非常に重要です。

ストライプが付与されることで、「自分は確実に成長している」という手応えを得ることができます。

この小さな達成感が、柔術を続ける原動力になります。

モチベーションを維持しやすい

ストライプごとに明確な区切りがあることで、短期目標を持ちやすくなります。

「次のストライプをもらうためにこの技を強化しよう」といった具体的な練習計画を立てやすくなり、日々のモチベーション維持に繋がります。

自己成長にフォーカスできる

ストライプ制度は、他人との勝敗よりも、自分自身の成長にフォーカスする文化を育てます。

誰かと比較して焦るのではなく、昨日の自分より一歩前進することを目指す――そんな柔術らしい価値観を自然と身につけることができるのです。

ストライプと帯昇格の関係

改めて整理すると、ブラジリアン柔術では、

 ・ストライプは最大4本まで付与される

 ・4本目まで達成した後、次の昇格対象になる

 ・5本目の代わりに、帯の色が昇格する

という仕組みが基本です。

つまり、白帯で4本ストライプを取得し、5本目のタイミングで青帯へ。

青帯で4本ストライプを取得し、次に紫帯へ――といった流れになります。

ただし、これはあくまで一般的なルールであり、道場によっては運用に違いがある場合もあるため、普段通っている道場の指導方針を確認しておくと安心です。

まとめ:ストライプは成長の証

ブラジリアン柔術において、ストライプは単なる目印ではなく、あなたの努力と成長の証です。技術、スパーリングの実力、練習への取り組み、道場内での態度――これらを総合的に評価して与えられます。

そして、ストライプ4本が集まった後、5本目のタイミングで帯昇格という基本的な流れを意識することで、柔術をより体系的に、段階的に学ぶことができるでしょう。

焦らず、着実に。

今日の練習が、確かな成長となり、やがて次の帯への道を切り拓いてくれます。


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