ブラジリアン柔術の帯システム完全ガイド|白帯から黒帯までの昇格条件と期間

25.04.10

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ブラジリアン柔術の帯制度は、単なる色分けではなく、技術・経験・精神性の成長を可視化したものです。

本記事では、初心者の白帯から上級者の黒帯、さらにその先の段位制度まで、IBJJFおよびJBJJFの公式ルールに基づいて詳細に解説します。

【1】アダルト/成人帯(16歳以上)の帯構成

成人(アダルト)カテゴリーでの帯色は以下の5段階に分かれています:

• 白帯:初心者。すべてはここから始まる。

• 青帯:基礎を習得した初級~中級者。試合経験も増える。

• 紫帯:技術体系への深い理解が求められる中~上級者。

• 茶帯:指導力や戦術的思考も求められる黒帯直前の帯。

• 黒帯:完成された柔術家。段位制度が始まる。

🔹 成人帯の最低年齢

• 白帯:制限なし

• 青帯:16歳以上

・紫帯:16歳以上

• 茶帯:18歳以上

• 黒帯:19歳以上

【2】ジュブナイル帯(4〜15歳)

ジュブナイル世代には独自の帯システムが用意されています:

・灰帯:4歳~15歳

・黄帯:7~15歳

・橙帯:10~15歳

・緑帯:13~15歳

→緑帯は15歳まで認められ、16歳になると成人帯のシステムへ移行します。

【3】昇帯の判断基準

帯昇格は、単なる在籍年数ではなく以下の複合要素で評価されます:

• 技術レベル(基礎、応用、実戦力)

• トレーニング頻度と継続力

• 試合での結果や姿勢

• 道場での態度や貢献

• 指導者の総合的判断

【4】IBJJF・JBJJFの最低修了期間

IBJJFおよびJBJJFでは、帯ごとの「最低修了期間」が明確に定められています:

帯の移行IBJJF(最低修了期間)JBJJF(最低修了期間)
白帯→青帯指定なし指定なし
青帯→紫帯2年2年
紫帯→茶帯1年6ヵ月1年
茶帯→黒帯1年1年

→JBJJF主催大会では、帯位と年齢の条件を満たしていないと出場できない場合があるため注意。

【5】緑帯からの成人帯への飛び級

緑帯保持者が16歳を迎えると、以下の昇帯が可能になります(指導者の裁量による):

• 青帯(一般的な昇格先)

• 紫帯(特に高い実力と実績がある場合)

→ IBJJFはこの「飛び級」を公式に認めており、紫帯までのスキップが可能。

ただし、実際には青帯を経由することがほとんどです。

【6】黒帯以上は「段位制度」に移行する

黒帯を取得すると、帯の色はそのままに「段位(ダン)」制度が適用されます。

昇段はIBJJFによる認定が必要で、道場単位では行えません。

■ 黒帯の段位と昇格年数

段位最低年数(IBJJF登録下)黒帯取得からの通算年数
一段黒帯取得後3年後3年
二段一段から3年後6年
三段二段から3年後9年
四段三段から5年後14年
五段四段から5年後19年
六段五段から5年後24年
七段(赤黒帯)六段から7年後31年
八段(赤白帯)七段から7年後38年
九段(赤帯)八段から10年後48年

→ IBJJF登録下での柔術活動が継続されていることが条件。

活動が途絶えていた期間はカウントされません。

🔹 最低年齢:

• 赤黒帯:50歳~

• 赤白帯:57歳~

• 赤帯:67歳~

【7】帯の色は「評価」ではなく「証明」

柔術の帯は、自分の努力と継続の証であり、他者と比較するための「優劣」ではありません。

道場によって昇帯の速度や基準には差があり、昇帯は「通過点」として捉えることが上達の近道です。

✅ まとめ

• 白帯から黒帯、そして赤帯まで、帯制度は柔術の成長過程を示す指標。

• IBJJFとJBJJFにはそれぞれ昇帯・昇段に関する厳格な規定がある。

• 緑帯はジュブナイルのみに存在し、16歳以降は成人帯へ。

• 黒帯以上は段位制度に移行し、IBJJFが昇段認定を行う。

• 帯の色は努力の証。道場文化や師の判断を尊重しよう。


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