【BJJ】趣味で大会に出る時の減量、本当に必要ですか?無理な減量によるリスクを解説

25.04.14

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ブラジリアン柔術(BJJ)の大会は、基本的に体重別の階級制で行われます。

そのため、試合前には「あと2kg落としたい」「1階級下げたい」といった声をよく耳にします。

たとえ趣味であっても、「どうせ出るなら勝ちたい」「できるだけ軽い相手と戦いたい」と考えるのは自然なことです。

しかし、その気持ちがいつの間にか無理な減量につながっていないでしょうか?

今回は、BJJにおける減量の必要性を見直し、「自然体で戦う」というもう一つの選択肢について考えてみましょう。

減量は本当に“勝つため”の最善策なのか?

体重が軽くなれば、確かに体格面での不利を減らせるかもしれません。

しかし、それは身体が万全な状態であることが前提です。

実際には、短期間で体重を落とすことで、

• 筋力の低下

• 集中力の欠如

• 脱水症状によるスタミナ切れ

• 試合中のパフォーマンス低下

など、さまざまな弊害が起こりやすくなります。

とくに趣味で柔術を楽しんでいる人にとって、健康や日常生活に悪影響を及ぼすような減量は、本末転倒ではないでしょうか?

減量によるリスクとデメリット

1. 筋力・持久力の低下

無理な食事制限や水抜きによって、筋肉量や持久力が落ちると、本来のパフォーマンスを発揮できません。

特に柔術の試合は数分間にわたる攻防が続くため、スタミナが重要です。

2. 精神的ストレス

「減量しなければ」というプレッシャーは、練習へのモチベーションや集中力にも悪影響を与えます。

本来楽しいはずの柔術が、「我慢と苦痛のスポーツ」になってしまう危険性も。

3. 試合当日の体調不良

BJJの試合は、計量直後にすぐ試合が始まるケースがほとんど(特にJBJJFやASJJF)。

そのため、リカバリーする時間がほとんどなく、計量時点での体調が試合結果に直結します。

「自然体で戦う」ことは逃げではない

「減量していない自分では勝てない」

そんな風に感じてしまう人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解です。

今の自分の体重で出場することは、むしろ最善の戦略になり得ます。

• 食事制限がない分、練習に集中できる

• 普段通りのコンディションで試合に臨める

• 試合に向けてのストレスが減り、柔術そのものを楽しめる

たとえば週2〜3回の練習を続けている趣味層にとって、無理に数キロを短期間で落とすよりも、自分の強みを最大限に引き出す階級で戦う方が勝率が高いというケースもあります。

減量が必要な場合でも「長期的に計画する」ことが鍵

もちろん、減量が悪いわけではありません。

あくまで重要なのは、目的と手段を間違えないことです。

もし「来月の大会で○○kg以下に出たい」と考えているなら、2ヶ月前から食事・運動を調整し、無理なくゆっくりと落とすのが理想的です。

減量によって技術が鈍るようでは本末転倒。

あくまで“柔術を楽しみ、成長するための一手段”として、慎重に取り組むべきです。

まとめ|あなたの柔術にとって、減量は本当に必要ですか?

「勝つために体重を落とす」

それは確かに有効な戦略かもしれません。

しかし、それによって柔術の楽しさや、練習の充実感が損なわれているとしたら、それは本当に正しい選択と言えるでしょうか?

まずは自分に問いかけてみてください。

• 減量は、本当に必要か?

• 今の自分の体重で、どこまで通用するかを試してみたいと思わないか?

• 柔術を始めた“原点”は何だったか?

長く柔術を楽しむために大切なのは、無理をしないこと。

そして、「自分の身体と心が喜ぶコンディション」で試合に臨むことではないでしょうか。


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