【BJJ】スパーリング後の「チカラ、凄いですねw」は褒め言葉なのか?
25.04.15

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BJJ(ブラジリアン柔術)を続けていると、スパーリング後に
「チカラ、凄いですね」
と言われたことがある人も多いのではないでしょうか?
この一言、どう受け取れば良いのか少し戸惑った経験はありませんか?
この記事では、この言葉に込められた可能性のある意味や、それに対してどう向き合えば良いのか、実践的な視点から解説します。
力と技術のバランスを見直すきっかけにして、より良いスパーリングのヒントになれば幸いです。

「チカラ、凄いですね。」は褒め言葉なのか?
一見すると、「すごいですね」は称賛のように聞こえますが、BJJのスパーリングにおいてこの言葉は必ずしもポジティブな意味だけではありません。
ポジティブな意味の場合
• 純粋にフィジカルの強さを称えている
「フィジカル強い!練習になる!」という好意的評価。
• 安定感のある圧力
上から抑えられたときのプレッシャー、重心コントロールが効いていることへの賛辞。
ネガティブなニュアンスの場合
• 技術が見えにくい
「力でやってるな」と感じた相手が、遠回しに技術の欠如を伝えようとしている可能性があります。
• スパーがやりにくかった
コントロールされるというよりも、「力で無理やり抑え込まれた」ように感じて、少しモヤっとした印象を受けた場合のコメントともとれます。
一言でいえば、「チカラ、凄いですね。」というフレーズには、技術と力のバランスに対するフィードバックが含まれていることが多いのです。
力 vs 技術:BJJで本当に大切なものは?
ブラジリアン柔術において、「力が強い」ことは悪ではありません。
むしろ、技術と組み合わさったときにこそ最大の武器になります。
力に頼りすぎると見えてこないこと
• 力で動きを成立させてしまうと、本来の「技術が効いているかどうか」が分からなくなる。
• 相手が萎縮して、良いスパーにならない(成長の機会を失う)。
• パートナーとの信頼関係が築きにくくなる。
技術を伸ばすためのアプローチ
• シチュエーションスパーで、力よりも動きとリアクションに集中。
• ペースを下げたスパーで、テクニックの再現性を意識。
• 動画を撮って見返し、「どこで無理な力を使っているか」を客観視。
BJJのスパーリングで上達するためには、力ではなく「脱力」と「タイミング」を意識した動きが重要です。
力が強い人が意識したいポイント
力があることは、柔術において大きなアドバンテージです。
しかし、それをコントロールすることが求められます。
1. 相手によって強度を調整する
• 白帯や小柄な相手には、意識的に力を抜く。
• パートナーの動きを引き出すことで、逆に自分も学べる。
2. フィードバックをもらう習慣をつける
• スパー後、「やりにくかった?」「力強すぎた?」と聞くことで相手の感じ方を知れる。
• 信頼関係を築く上でも非常に効果的。
3. フィジカルを生かすテクニックを学ぶ
• 「トップポジションでの圧のかけ方」
• 「ベースの安定感」
• 「リカバリーのスピード」
力がある人こそ、技術と合体させることで恐ろしいほど強くなります。
「チカラ、凄いですね。」は成長のサイン
この言葉を受け取ったとき、ポジティブにもネガティブにも捉えることができますが、大切なのはそこに成長のヒントがあるということです。
• 単なる筋力だけでなく、相手の感じ方に耳を傾ける。
• 力を使わずにテクニックで制する方法を模索する。
• スパーリングの質を上げることが、結果的に全体のレベルアップにつながる。
まとめ:スパーリングの言葉を、自分のBJJの糧にしよう
「チカラ、凄いですね。」という言葉は、ただの雑談ではありません。
それは、自分の柔術スタイルを振り返るチャンスであり、よりテクニカルなBJJを目指すきっかけになるのです。
スパーリングでは、力をコントロールしながらも自分らしい柔術を追求することが大切です。
フィジカルと技術のバランスを意識しながら、これからも楽しく、そして安全にBJJを続けていきましょう!

