ライバルを作ると上達が捗る!BJJ(ブラジリアン柔術)の成長を加速させる秘訣
25.05.04

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はじめに
ブラジリアン柔術(BJJ)を続けていると、「もっと上手くなりたい」「勝てるようになりたい」という欲求が自然と生まれてきます。
その成長の原動力になるのが、「ライバルの存在」です。
心の中で「この人には絶対に負けたくない」と感じる相手――そんなライバルを持つことで、技術だけでなく精神的にも飛躍的な成長が望めます。
今回は、ライバルを作ることで得られる多面的な効果と、その選び方について解説します。

モチベーションが圧倒的に変わる
BJJの練習は、ときに地味で苦しい反復の連続です。
だからこそ、練習を続けるうえで「モチベーションの維持」が非常に重要になります。
ライバルがいると、日々の練習に意味が生まれます。
「ライバルが週2回ジムに通ってるなら、俺は週3で通おう」
「ライバルがスパーリングを5本こなしているなら、自分は6本やってやろう」
そんなふうに、自分の行動が自然と引き上げられていきます。
目標が明確になり、行動が継続しやすくなるのです。
淡々と練習する日々に、良い意味での“競争”というスパイスが加わります。
戦術的な読み合いが成長を加速させる
ライバルと真剣にぶつかり合うと、必然的に「対策」を練るようになります。
相手の得意なパターンを分析し、そこに対するカウンターを用意する。
すると次回のスパーリングでは、相手もその対策の“対策”を仕込んでくる――。
このように、戦術の応酬がまるでチェスのように展開されていきます。
これこそが、BJJの醍醐味であり、ライバルとの関係性がもたらす最大の恩恵の一つです。
単に技をかけ合うのではなく、頭脳と戦略を駆使した「読み合い」が、技術力を一気に引き上げてくれます。
ライバルの選び方は自由
ライバルは「同じ帯色だから」「同階級だから」「年齢が近いから」など、さまざまな基準で設定できます。特別な理由がある必要はありません。
何かしら“自分と重なる部分”がある相手が最適です。
また、あえて少し上のレベルの人をライバルにするのもおすすめです。
例えば、自分が青帯なら、紫帯の少し上手な先輩をライバルとする。
「いつかこの人に勝てるようになる」と心に決めて努力することで、背伸びしながら成長していくことができます。
もちろん、あまりにもレベルが離れていると心が折れてしまうこともあるので、「ちょっと上」のライバルを選ぶのがコツです。
ライバルと健全な関係を築く
競い合うことは大切ですが、それが敵対心になってしまっては本末転倒です。
ライバルとは、勝ち負け以上に「お互いを高め合う存在」であるべきです。
・良い技があれば素直に「うまい」と称賛する
・練習後には、フィードバックを共有する
・技術を教え合い、学び合う
このような関係性を築くことができれば、ライバルは最大の学びのパートナーになります。
スパーリングでの負けも「収穫」として捉えられるようになり、精神的な成長にもつながっていきます。
ライバルがいる練習は、単なる趣味を「競技」へと変える
BJJをただの趣味で終わらせるのではなく、真剣勝負の“競技”として取り組みたいと思うなら、ライバルの存在は不可欠です。
練習内容が変わり、練習への取り組み方が変わり、自分の中の意識が変わります。
「負けたくない」
「追いつきたい」
「追い越したい」
この気持ちは、BJJを深く学ぶための強力なエンジンです。
ライバルがいることで、あなたの柔術人生はより濃密で、意味のあるものになるでしょう。
おわりに
ライバルは、自分を映す鏡であり、成長を共にする同志でもあります。
「この人にだけは負けたくない」と思える相手がいることで、技術・体力・メンタルのすべてが磨かれていきます。
強くなるために、そして柔術をより楽しむために――。
あなたも、心の中にライバルを一人、持ってみませんか?

