【BJJ】習った3つのテクニック、次の日2つは忘れがち…その対策とは?
25.05.05

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「昨日のクラスで習ったはずなのに、全然思い出せない…」
そんな経験、柔術家なら一度はあるのではないでしょうか?
安心してください。
これはごく自然なことです。
ブラジリアン柔術(BJJ)のテクニックは、シンプルに見えても複雑な体の動きやタイミングが関わってくるため、記憶に定着しにくいのが当たり前。
特に週1〜2回の練習だと、インプット量に対してアウトプットの時間が少なく、どうしても忘れてしまいます。
今回は「テクニックを忘れないための具体的な対策」を柔術経験者目線で紹介します。

全部覚えるのは無理。だから“選ぶ”
まず最初に知っておきたいのは、「習ったテクニックを全部覚えようとするのは無理がある」ということ。
柔術では、1クラスに2〜3個、多い時で4個以上のテクニックを学びます。
それをすべて完璧に記憶・再現しようとするのは、初心者〜中級者にとってかなりハードルが高いです。
だからこそ、覚えるべきテクニックには優先順位をつけましょう。
• 試合やスパーでよく使われる「一生モノの基本技」
• 自分のスタイルに合ったテクニック
• 失敗しているシチュエーションを改善できるテクニック
「全部じゃなくて、今日はこれだけ覚える」と決めることが、結果的に上達への近道になります。
書いて覚える:アウトプットで脳に定着
柔術の記憶定着には、「書くこと」が効果的です。
人は見たこと・聞いたことよりも、「自分でアウトプットした情報」を長く記憶します。
• ノートに手書きでテクニックの流れを記録
• スマホのメモに箇条書きでポイントを整理
• 自分の言葉で説明文を作ってみる
書きながら「なぜこの動きが必要なのか?」と考えることで、頭の中のモヤモヤが整理されていきます。
余裕がある人は、イラストや簡単な図を描いても良いですね。図解は記憶の助けになります。
撮って覚える:動画は最強の復習ツール
インストラクターに許可をもらって、クラス中や終了後にテクニック動画を撮影するのも非常におすすめです。
• 細かい手の位置や体重のかけ方を何度でも確認できる
• 実際に自分がどこを間違えていたのかが比較できる
最近では、生徒用に復習動画をシェアしてくれる道場もあります。
もしそういった環境がない場合でも、「一瞬の映像記録」が、何度もクラスに出るより効果的なケースもあります。
成功体験で記憶を固定する:使ってナンボ
いくら動画を見て、ノートを書いても、やっぱり最終的には「使ってナンボ」です。
• スパーリングでその技が決まった
• インストラクターや上級者に通用した
• 技を出して相手の反応が変わった
こういった“成功体験”は、テクニックを強烈に脳に焼きつけます。
成功すると、自信もつくし、「またこの技使いたい」と思えるので練習量も自然と増えます。
ただし、スパーでいきなり試すのが難しい場合は、「シチュエーションスパー」を活用しましょう。
• ガードの状態からスタート
• バックを取られた状態からリカバリー
• マウントを取った状態からフィニッシュまで
このように限定的な状況で練習することで、新しい技をより成功しやすい形で試せます。
まとめ:忘れることは自然。でも、工夫次第で変わる
柔術は「身体で覚える格闘技」ですが、頭も使うスポーツです。
• すべて覚えるのではなく、重要なものに絞る
• 書く・撮る・試すで、記憶を定着させる
• 成功体験を通じて、理解を深める
これらを実践していくと、単なる反復練習以上の効果が出てきます。
「昨日のテクニック、もう忘れてる…」と落ち込むより、「思い出せる工夫」を今日から始めてみましょう。

