【二刀流】ブラジリアン柔術と並行すると捗る習い事5選
25.05.06

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ブラジリアン柔術(BJJ)は、極めて戦術的で奥深い寝技格闘技です。
長く続ける中で、成長が停滞したり、技の幅に限界を感じることもあります。
そんな時に効果的なのが、他の格闘技や身体操作系の習い事を並行して取り入れる“二刀流”スタイルです。
この記事では、柔術と相性抜群の習い事を5つ厳選してご紹介します。
それぞれの特徴を理解し、あなたの柔術ライフに新たな刺激を加えてみましょう。

1. 柔道|投げ技でテイクダウンを制す
柔術と深い関係にある柔道は、立ち技・投げ技に特化した日本伝統の武道です。
柔術家が苦手としがちなテイクダウンを補完するには最適です。
「大内刈り」「背負い投げ」など柔術向けの技を習得すれば、試合で引き込まずに自らポイントを取りに行けるスタイルが構築できます。
組み手争いや体の崩し合いといった柔道の基礎は、柔術の立ち技にも直結する力を与えてくれます。
道着の使い方やグリップワークも共通しており、技術の転用がしやすい点も魅力です。
2. サンボ|投げ、飛びつき技そして足関節
サンボはロシア発祥の総合格闘技で、投げ技と関節技の両面に長けています。
特にアキレス腱固めや膝十字固めなどの足関節技は、柔術に取り入れれば攻防の幅が一気に広がります。
ダイナミックな投げや、独特の飛びつき技も多く、柔術とは異なる角度から“極め”へのルートを増やすことができます。
※ルールの違いに注意!
柔術とサンボでは足関節技に関するルールが異なります。
たとえばアキレス腱固めは柔術でも白帯から合法ですが、それ以外の足関節技(例:膝十字固め、トーホールドなど)は青帯以上で解禁されるものが多く、帯によって使用できる技が限定されます。
サンボで覚えた技術を柔術で使う際には、必ずルールを確認し、安全面に配慮して取り入れましょう。
3. レスリング|タックルとスクランブル能力の強化
レスリングは、立ち技での爆発力と、倒された後の粘り強い対応力を鍛えるのに最適な競技です。
特にノーギ柔術との相性が非常に良く、多くの世界王者がレスリングベースを持っています。
「シングルレッグ」「ダブルレッグ」といったタックル技術に加え、スクランブルでの反応や、トップポジションでのコントロール力も養われます。
また、体幹の強化や瞬発力、スタミナも自然と高まり、柔術の総合的なフィジカルベース向上に寄与します。
4. 合気道|力に頼らない身体操作と間合いを学ぶ
一見柔術とは遠い存在に見える合気道ですが、実は「力を使わずに相手を制する」という共通の理念を持っています。
合気道の稽古を通じて得られる「中心軸の感覚」「重心移動の精度」「相手の力を流す動き」は、柔術の中でもとくに“脱力”や“崩し”を重視するスタイルに大きく貢献します。
「力任せの柔術から卒業したい」と感じている中級者以上の柔術家には、新たな気づきが得られるでしょう。
5. ヨガ|柔軟性・呼吸・メンタルの土台づくり
最後に紹介するのはヨガ。
格闘技とは別ジャンルですが、実は多くのトップ柔術家が取り入れている身体メンテナンス法です。
柔軟性を高めることでガードワークやリカバリーが向上し、呼吸を整えることで試合中の集中力と持久力もアップします。
さらに、ヨガは怪我の予防や疲労回復、メンタルバランスの安定にも効果的。
まさに柔術を“生涯スポーツ”として続けるための最強の裏メニューといえるでしょう。
まとめ|「もう一歩先へ」行くための選択肢
柔術は一つの道を突き詰める格闘技であると同時に、他ジャンルからも柔軟に技術を吸収できる“懐の深さ”が魅力です。
柔道でテイクダウンを学び、サンボで足関節を強化し、レスリングで圧をかけ、合気道で脱力を覚え、ヨガで体を整える――。
それぞれの習い事が、あなたの柔術スタイルを一段深く、豊かにしてくれるはずです。
ぜひ自分の柔術に不足している要素を見極め、相性の良い習い事を取り入れてみてください。
それが、あなたの柔術を「もう一歩先」へと導いてくれる鍵になるかもしれません。

