【BJJ】出稽古へ行く際に気を付けること・マナーガイド
25.05.08

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はじめに:出稽古は学びと交流の場
ブラジリアン柔術には「出稽古」という文化があります。
他ジムを訪れて技術を交換したり、新しいスタイルに触れることは、柔術家として大きな刺激になります。
ただし、どんなにオープンな道場でも、そこには「最低限の常識」が必要です。
この記事では、出稽古の基本的なマナーや注意点について、柔術家の目線から等身大にまとめました。

出稽古を申し込む前に確認したいこと
所属道場の代表に一言、許可を取ろう
出稽古に行く前に、まずやるべきことは所属道場の代表や先生に一声かけることです。
「出稽古行っていいですか?」の一言があるかどうかで、トラブルや誤解を防げます。
道場によっては出稽古を禁止している場合もありますし、最低限の礼儀としてこれは押さえておきたいところです。
出稽古先がビジターを受け入れているか確認する
すべての道場がビジターを受け入れているわけではありません。
SNSや公式サイトで「ビジター歓迎」と書いてあっても、日程によっては受け入れが難しい場合もあるので、事前の問い合わせは必須です。
出稽古(ビジター)受け入れ条件の確認
ジムによって異なる出稽古(ビジター)受け入れの条件の例
• 同じアソシエーションの所属団体に限る場合
• 一定の帯ランク(例:青帯以上)限定
• プロ選手のみ可
• ビジター料金を払えば誰でもOK
などなど、ルールは道場によってまちまちなので、確認して、従うだけです。
出稽古当日のふるまい
余裕をもって到着し、挨拶をきちんと
初めてのジムでは、開始10〜15分前に到着するのが理想です。
そして、指導者やスタッフに簡潔に「本日は出稽古で参加させていただきます。
よろしくお願いします」と伝えましょう。
丁寧すぎる必要はないですが、いきなり黙って入ってきてマットに立つのは論外です。
清潔な道着・爪・体臭のケアは常識
これは“柔術の技術”以前の話です。
• 洗濯された道着
• 短く切った爪
• しっかりシャワーを浴びて歯を磨く
あなたは所属ジムを代表して参加する立場でもあるので、所属ジムや自分の信用を落とさないよう振舞うべきです。
クラス中は郷に従え
クラスにおいては「ウチは普段こういうやり方でやってるんで」みたいな練習スタイルの押しつけは得策じゃありません。
柔術に限らず、どの武道でも“場に合わせる”のが一番スマートです。
インストラクターの指示に従って、そのジムの練習方法を尊重してください。
出稽古に来た自分はゲストです。馴染む努力をしましょう。
これは“謙虚”とかではなく、“波風立てないテクニック”です。
スパーリングで気をつけたいこと
あなたの目的は出稽古であり、道場破りではありません。
出稽古スパーで一番大事なのは「怪我をさせないこと」。
柔術は接触格闘技なので、無自覚に力んで怪我させてしまうと、その日の空気が一気に悪くなります。
何かトラブルがあれば出稽古先ジムはもちろん、自分の所属ジムにまで迷惑がかかります。
相手の強度に合わせて、自分もコントロールしましょう。
スパーの申し込み方と断られた時の反応
「スパーをお願いできますか?」と普通に声をかけるだけでOKです。
ただし、相手が断ったらすぐ引くこと。しつこく食い下がるのはマナー違反です。
この辺は普段のジムでも共通ですね。
出稽古後のフォロー
簡単な一言のお礼だけで十分
稽古が終わったら、インストラクターや一緒に練習した人に軽くお礼を伝えれば十分です。
無理に長々と話したりお土産を用意する必要もありません。
「ありがとうございました、また来ます」でOK。
SNS投稿は自由。写真は一応確認を
出稽古の様子をSNSに載せたい人もいると思いますが、これは完全に人それぞれ。
載せる場合は、写っている人やジムのスタッフに「載せてもいいですか?」と一言確認するだけでトラブルは防げます。
まとめ:マナーは形式じゃなく、気配りと配慮
出稽古は技術を学ぶだけでなく、自分の柔術観を広げてくれる貴重な時間です。
ただし、知らない場所に行く以上、ちょっとした配慮が“柔術家としての品格”につながります。
堅苦しいルールではなく、「相手に敬意を払う」という当たり前の姿勢。
それさえあれば、また行きたいと思える出稽古になるはずです。

