「コンバッチ!」今さら聞けない、ブラジリアン柔術の専門用語まとめ
25.04.22

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ブラジリアン柔術(BJJ)は、近年ますます人気を集めている格闘技ですが、その専門用語は初心者にとって難解なこともあります。
本記事では、ブラジリアン柔術の基本用語をやさしく解説。
これから始める方や、用語を再確認したい方はぜひ参考にしてください。

ブラジリアン柔術とは?
ブラジリアン柔術(BJJ)は、20世紀初頭にブラジルで発展した格闘技で、寝技や関節技を中心とした技術体系を持ちます。
ルーツは日本の柔道・柔術にあり、より実戦的に発展したのが特徴です。
現在では、スポーツ競技としてだけでなく、自己防衛や総合格闘技(MMA)のベースとしても重要な位置を占めています。
基本的なポジション用語
柔術では、ポジショニングが戦いの鍵となります。
代表的なポジションを見ていきましょう。
• ガード(Guard):
背中を地面につけた状態で、相手をコントロール。クローズドガード・オープンガード・ハーフガードなど、さまざまな形があります。
• マウント(Mount):
相手の胴体にまたがる有利なポジション。攻撃のチャンスが大きく広がります。
• サイドコントロール(Side Control):
相手の横から抑え込むポジション。相手の動きを封じ、次の展開につなげやすいです。
• バック(Back):
相手の背後を取るポジション。リアネイキッドチョークなどの強力な技を仕掛けるチャンス。
代表的なサブミッション技(極め技)
柔術の醍醐味のひとつ、サブミッション(極め技)を紹介します。
• アームバー(Armbar):
肘関節を極める基本技。多くのシチュエーションで使われます。
• トライアングルチョーク(Triangle Choke):
脚で相手の首と腕を締める絞め技。主にガードポジションから。
• キムラ(Kimura):
肩関節を極める技。日本語では「逆腕がらみ」と呼ばれ、柔術家・木村政彦に由来します。
• リアネイキッドチョーク(Rear Naked Choke):
背後から相手の首を締める絞め技。「マタレオン(ライオン殺し)」という別名も。
試合でよく使われる掛け声・評価
• コンバッチ!(Combate):
レフェリーが試合開始時に発する「戦え!」の掛け声。
• アドバンテージ(Advantage):
明確なポイントには至らないが、攻勢を評価される加点要素。
• パロウ!(Parou):
試合を一時停止または終了する際の掛け声。「ストップ!」の意味。
テクニックに関する専門用語
技術系の用語には、見慣れないものが多いですが、覚えると実践でも役立ちます。
• ワイパー(Wiper):
膝小僧の位置を保ったまま、膝下だけを左右に旋回させる足回しの動作。パスガードやポジショニングの場面で、相手の足を除けたりポジション移行する際に用います。
• スプロール(Sprawl):
相手のタックル(足への攻撃)を防ぐために、脚を後方に伸ばし体重をかけて潰す防御技。
• スイープ(Sweep):
ガードポジションから相手をひっくり返し、自分が上になる技術。成功するとポイントが入ります。
• パスガード(Pass Guard):
相手のガードを突破し、サイドやマウントなどの有利なポジションへ移行。こちらも成功でポイントが入ります。
• ニーオンベリー(Knee on Belly):
相手の腹に膝を乗せた状態での抑え込み。プレッシャーをかけながら制圧し、ポイントにも繋がります。
• テイクダウン(Takedown):
立ち技から相手を倒す技術。柔道の投げ技やレスリングの技術が多く使われます。
• スパー(Sparring):
実戦形式での練習。習得した技術を反復し、実力を養う時間です。
まとめ
ブラジリアン柔術には、独自の用語や技術が豊富に存在します。
用語を理解し、正確に使いこなすことで、練習や試合でのコミュニケーションがスムーズになり、技術の習得も加速します。
初心者の方は、まず基本的なポジション・サブミッション・試合中の掛け声から覚えるのがおすすめ。
テクニックに関する用語も徐々に身につけていけば、より深く柔術を楽しむことができます。

