ブラジリアン柔術って痛くないの?格闘技として比較的安全に習える理由と注意点
25.05.12

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「ブラジリアン柔術に興味はあるけど、痛そうで怖い」
そう感じている人は少なくありません。
関節技や絞め技を使う格闘技というイメージから、「ケガをしそう」「怖い人が多そう」といった先入観を持つのも無理はないでしょう。
ですが実際のブラジリアン柔術は、打撃がなく安全性が高い格闘技として、多くの社会人や女性、運動初心者に選ばれています。
もちろん、関節や膝への負担がゼロとは言えませんが、多くの道場では安全に練習できるよう、さまざまな工夫がされています。
この記事では、初心者が不安に思いがちな「痛み」について正直に向き合いながら、柔術の安全性や、安心して始めるためのポイントをわかりやすく解説していきます。

打たれないから怖くない!柔術が安全な理由
ブラジリアン柔術の最大の特徴は、「打撃がない」という点です。
ボクシングや総合格闘技(MMA)のようにパンチやキックがないため、顔面へのダメージや脳への衝撃といったリスクがほとんどありません。
技の攻防は、ポジションの取り合いや、関節技・絞め技といった「組み技」が中心になります。
そのため、「顔を殴られるのはちょっと…」といった不安がある人にとっても、非常に始めやすい格闘技といえるでしょう。
“タップ”で止められるから安心して挑戦できる
柔術には、「タップ(tap)」という安全のためのサインがあります。
技が極まりそうになったとき、自分の身体や相手、マットを数回叩くことで「降参(ギブアップ)」を示します。
これにより、技のかけ手はすぐに攻撃を止め、ケガや痛みを未然に防ぐことができます。
この「無理をしない文化」が柔術の大きな魅力です。
痛みを我慢する必要がないため、初心者でも安心して技の攻防を楽しむことができます。
初心者でも怪我をしにくい!道場の安心ポイント
多くの柔術道場では、初心者が安心して上達できるよう、以下のような安全対策が取られています。
初心者向けクラスの設置
技の解説は基礎から丁寧に行われ、スパーリング(実戦練習)も「ライトスパー(軽めの実戦)」や限定ルールで行うため、無理な力比べになりません。
経験や体格に応じたマッチメイク
体格差や経験の差によるトラブルを避けるため、スパーリング相手や強度を道場側が調整してくれるケースが多くあります。
これにより、老若男女問わず安全に練習ができます。
膝の怪我を防ぐ「膝立ちスタート」とは?
柔術で起こる大きな怪我の多くは、「立ち技(スタンドポジション)」での攻防に起因します。
たとえば、投げ技による転倒や、バランスを崩した際の膝のねじれなど(靭帯損傷・半月板損傷)が代表的です。
こうしたリスクを避けるため、初心者向けクラスでは「膝立ちスタート(立ち技を省略して座った状態から始める)」というルールを採用している道場もあります。
立ち技を省略することで、怪我のリスクを大きく減らしながら、組み技の楽しさを安全に体験できます。
柔術に“痛みゼロ”はない!でも大丈夫な理由
「痛みが少ない」といっても、柔術が完全なノーリスクなスポーツではないことも正直にお伝えしておきます。
以下のような場面では、注意が必要です。
• ラフプレイによる関節の損傷
力任せに技をかけてくる相手と組むと、関節や筋肉を痛めるリスクがあります。
• タップの遅れによるケガや失神
「まだ我慢できる」と思ってタップが遅れると、骨折や一時的な意識喪失につながることもあります。
• 偶発的な接触や転倒による打撲・捻挫
接触スポーツである以上、完全に事故を避けることはできません。
だからこそ、「無理をしない」「すぐにタップする」「信頼できる道場を選ぶ」という意識が、安全に柔術を続けるうえで重要になります。
続けたくなる理由は「楽しさ」にある
柔術を始めてしばらくすると、多くの人が「痛くない」よりも「楽しい」「頭を使うのが面白い」と感じるようになります。
体格差を技術でひっくり返すポジショニングや、相手の動きを読む駆け引きは、まるで“身体で行うチェス”。
集中して動くことで、自然と汗もかき、ストレス発散や心身のリフレッシュにもつながります。
また、年齢・性別・体格に関係なく続けられるのも柔術の大きな魅力。
実際の道場には、社会人はもちろん、女性や40代・50代から始めた人も多く在籍しています。
初心者が後悔しない道場選び6つのチェックポイント
柔術を安心して始めたいなら、まずは道場選びが重要です。
以下の点をチェックしましょう。
• 初心者向けクラスがあるか
• 安全指導が丁寧にされているか
• スパーリングの強度を調整してもらえるか
• 膝立ちスタートなどの安全ルールがあるか
• 見学・体験レッスンが可能か
• マットや施設が清潔に保たれているか
まずは気になる道場の体験クラスに参加して、雰囲気や指導スタイルを自分の目で確かめてみるのが第一歩です。
まとめ:柔術は「痛み」より「楽しさ」で続けられる格闘技
ブラジリアン柔術は、打撃がなく、タップ文化によって無理をしなくていい――そんな「安全性の高い格闘技」として、初心者でも安心して始められます。
もちろん、接触スポーツである以上、怪我のリスクはゼロではありません。
ですが、信頼できる道場と仲間がいれば、痛みを最小限に抑えながら、長く楽しく続けていくことができます。
「柔術って痛そう…」と思っている人ほど、まずは体験してみてください。
実際に動いてみると、「怖くなかった」「意外と楽しい!」という発見が、次の一歩を後押ししてくれるはずです。

