「マウントを取る」の由来とは?語源は格闘技・ブラジリアン柔術だった!
25.05.19

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日常会話でもすっかり定着した「マウントを取る」という表現。
SNSや友人同士の会話でも、「あの人マウント取ってくるよね」といった言い回しをよく耳にします。
しかし、この言葉の語源や由来を深く理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
実は、「マウントを取る」という言い回しのルーツは、格闘技、特にブラジリアン柔術にあります。
この記事では、「マウントを取る」の語源や広まりの背景を、格闘技の視点からわかりやすく解説します。

マウントポジションとは?格闘技の基本中の基本
格闘技における「マウント」とは、寝技の局面で相手の胴体の上にまたがるような体勢、つまり「上から抑え込むポジション」を意味します。
この体勢は「マウントポジション」と呼ばれ、試合中に極めて有利な状況とされています。
特にブラジリアン柔術(BJJ)では、マウントはスコア上も高評価。そこから絞め技や腕十字など、多くのサブミッション(関節技・絞め技)につなげられる強力な体勢です。
上に乗る側は自由に攻撃を繰り出せますが、下になる側は動きを封じられ、エスケープ(脱出)も困難。まさに一方的な優位性を誇るポジションなのです。
「マウント」の語源と由来
「マウント(mount)」という言葉は英語で「乗る・またがる・登る」といった意味を持ちます。
馬に乗る、山に登るといった文脈で使われるこの単語が、格闘技の体勢に転用されたのが始まりです。
この技術が一般に知られるようになったのは、1990年代以降の日本における総合格闘技(MMA)の人気と、ブラジリアン柔術の台頭が大きく関係しています。
PRIDE、UFC、修斗など、テレビやメディアで格闘技が盛んに取り上げられた時代、解説者が「マウントを取りました!」「これは絶好のポジションです」と実況する場面が繰り返されました。
このような中で、「マウントを取る」という表現は格闘技ファン以外にも広がり、「優位に立つ」という意味を持つ比喩として定着していったのです。
SNSでの「マウント」あるあると、その心理
現代では、「マウントを取る」は格闘技とは無関係の文脈でも広く使われています。
特にSNSでは、精神的な優位性を見せつける投稿や態度が「マウント」として受け取られることが多いです。
SNSでよくあるマウントの例
• 高級レストランでの食事を「また来ちゃった」と投稿
• 「うちの子、まだ小学3年だけど英検準1級」など、さりげないアピール
• 「今月は京都・沖縄・ソウルと大忙し(笑)」などの旅行報告
• 「夫が優しすぎて困る♡」と自慢に見えるノロケ投稿
こうした投稿がすべて悪意とは限りませんが、見る側が「優位を見せつけられた」と感じるかどうかが、マウントと認識されるかの分かれ目です。
マウントを取りたがる人の心理
マウント行動の背景には、こんな心理が隠れていることもあります。
• 自己肯定感の不足:他人より上に立つことで安心感を得たい
• 承認欲求の強さ:「すごいね」と言われることで自分の価値を感じたい
• 社会的比較のクセ:無意識に他人と自分を比べてしまう習慣
つまり、「マウントを取る人」もまた、どこかで不安や劣等感を抱えている可能性があるのです。
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言葉の背景を知ったら、今度は本場の「マウント」ポジションを実際に体感してみませんか?
ブラジリアン柔術は、年齢・性別を問わず始められる格闘技であり、運動不足解消や護身術にも最適。
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