【上達が加速する】柔術スパーリングの質を上げる5つの思考法

25.12.17

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柔術の上達スピードは、日々のスパーリングの「質」に大きく左右されます。

ただ漫然と数をこなすのではなく、意識的に「考える」ことで、あなたの成長は一気に加速します。

この記事では、プロ柔術家である橋本知之氏が提唱する、スパーリングの質を上げるための5つの思考法(コツ)を、具体的なアクションプランとして解説します。

このコツを取り入れ、日々の練習を最高の学びの機会に変えましょう。


1. 課題を持ってスパーリングする(予習)

スパーリングに臨む際、あなたは何か明確な目標を持っていますか?

単に「頑張る」のではなく、「今日は〇〇の技を試す」といった具体的な課題(テーマ)を設定することが、上達への第一歩です。

技を試してみて、うまくいった、いかなかったという経験こそが、成長の種になります。

課題設定の具体例:

 ・クラスで習った「腕十字固め」を、スパーリング中に最低1回は狙ってみる。

 ・特定のエスケープ(脱出)ポジションからの脱出率を上げることに集中する。

 ・新しいセットアップ(技への布石)を試す。

課題を設定することで、練習中に「何を直すべきか」「どうすれば技が決まるか」という点に意識が向きやすくなります。

特に初心者のうちは、先生から習ったばかりの技をすぐに試すのが最も効率的です。

もし失敗しても、すぐに質問して修正できる環境があるからです。


2. 復習と反省をしっかりする(事後分析)

スパーリングが終わった後、そのまま練習を終えていませんか?

学校の勉強に「予習」と「復習」があるように、柔術においてもスパーリング後の「復習と反省」は、上達の効率を格段に高めます。

反省のステップ:

  1. 今日のスパーリングで気になった点やうまくいかなかった点を3つピックアップする。

  2. その場面を思い出し、「なぜうまくいかなかったのか」をまず自分で考える

  3. 解決策を先生や先輩に質問し、より良い方法を学ぶ。

自分で考えた結果、正しい答えが見つからなくても問題ありません。

「考える作業」自体が、柔術に対する理解を深めるプロセスだからです。

考えることを通して、技を導くためのプロセスを学習し、それが次回の課題に繋がります。

この復習のサイクルを週に数回繰り返すだけで、1ヶ月後、1年後には膨大な数の改善点を積み重ねることができ、上達の速度が飛躍的に向上します。


3. 考えながらスパーリングする(意識的なプレイ)

スパーリング中は、ある程度意識的に考えてプレイすることが大切です。

無意識で動いてしまうと、後で振り返ろうとしても、自分が「どういう動きをしたのか」が思い出せません。

これでは、反省(2.)や課題(1.)に繋げることができません。

意識的なプレイのメリット:

 ・後で「この時、自分はこういう動きをしたな」と正確に振り返れる。

 ・振り返った情報をもとに、「じゃあ次はこう動いてみよう」という修正が容易になる。

考えすぎは禁物

ただし、柔術は将棋やチェスのようなターン制の競技ではありません

相手は待ってくれないため、考えすぎると体が止まってしまい、何もできなくなります。

上達するためには、「ある程度考えながらも、相手のペースに合わせられる範囲で思考する」というバランス感覚が必要です。

このバランスは、経験を積む中で徐々に身についていきます。


4. スパーリング前にドリルする(反復練習)

せっかく課題を決めても、体が技を覚えていなければ、とっさのスパーリングでは絶対に試せません。

柔術はテンポの速いスポーツであり、技を成功させるには、体が無意識に動くレベルでテクニックが「染み込んでいる」必要があります。

ドリル(反復練習)の重要性:

 ・スパーリングで試したい技は、クラスの前などにパートナーを見つけ、反復練習して体に覚えさせる。

 ・ドリルで体に技が染み込めば、スパーリング中に「あっ、この場面だ」と思った時に、スムーズに技を出すことができるようになります。

ドリルパートナーがいない場合の代替案

パートナーを見つけるのが難しい場合や、時間がない場合は、「イメトレ(イメージトレーニング)」が非常に有効です。

試したい技の動画を見た後、目を閉じて、頭の中でその技の流れを何度も再現してみてください。

頭の中で正確に再現できることは、実際に体でも表現しやすくなります。


5. 同階級の相手とスパーする(効率化)

練習の効率を最大化するために、なるべく体重の近い相手(同階級)とスパーリングすることをおすすめします。

同階級スパーのメリット:

 ・疲労の軽減と回数の確保: 重い相手とスパーすると、扱う重量が上がるため、その分疲労も蓄積します。

疲労が少ない同階級の相手とスパーする方が、上で述べた「試して反省」の回数を多く稼げるため、上達の効率が上がります。

 ・試合への適用性: 柔術の試合は基本的に同階級で行われます。

重い相手と軽い相手では、求められるプレイのスタイルや攻略法が異なります。

同階級の相手を攻略する練習が、最も試合での勝利に直結します。

練習における重い相手とのスパーリングは、筋力やパワーを測る上で重要ですが、上達という点においては、同階級の相手とのスパーリングを全体の80%程度に配分することが推奨されます。


まとめ

柔術の上達を加速させる鍵は、スパーリングの「質」を高めることにあります。

この5つの思考法は、あなたの練習を「ただの運動」から「深い学びの場」へと変えるでしょう。

1.課題を持ってスパーリングする(予習)

2.復習と反省をしっかりする(事後分析)

3.考えながらスパーリングする(意識的なプレイ)

4.スパーリング前にドリルする(反復練習)

5.同階級の相手とスパーする(効率化)

すべてを一度に取り入れるのは大変かもしれませんが、まずは「課題を持ってスパーリングし、気になった点を3つ反省する」ことから始めてみてください。

意識を変えるだけで、あなたの柔術はきっと大きく進化します。

ぜひ、次回の練習からこの思考法を取り入れ、上達を加速させていきましょう。


【動画情報】

動画タイトル: スパーリングの質を上げる5つの思考法【上達が加速する】

チャンネル名: 橋本知之の柔術大学

動画URL: http://www.youtube.com/watch?v=lHtRNAw2OLo


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