【BJJ】白帯時代の基礎クラスは超退屈ーーしかしサボると大変な事に…
25.04.17

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はじめに
ブラジリアン柔術(BJJ)を始めたばかりの白帯時代、多くの人が最初に感じること――それは「基礎クラスが退屈だ」ということではないでしょうか?
「早くスパーしたい」「派手なテクニックを覚えたい」と思う気持ちは非常によくわかります。
しかし、実はこの“退屈な基礎クラス”こそが、後に紫帯・茶帯へと成長したときに大きな差を生むカギとなるのです。

なぜ白帯の基礎クラスは退屈に感じるのか?
動きが地味
まず、基礎クラスで教わるのは「ベースの取り方」「ブリッジ」「エビ」など、いわゆる“動きの基本”です。
ガードからの派手なスイープや、極め技の応酬を想像していた人にとって、こうした地味な動きは「これ、本当に必要なの?」と思えてしまうかもしれません。
成果が見えにくい
基礎クラスではすぐにスパーリングをしない場合も多く、「習ったことがどう役に立つのか」が見えづらいです。
これはモチベーションを下げる一因となります。
それでも“基礎”がすべてを決める
上達のスピードに差が出る
基礎を徹底して身につけた白帯と、早くから応用テクニックばかり追い求めた白帯。
青帯になったときに差が出るのは、実は前者です。
なぜなら、応用技は基礎の上に成り立つものであり、基礎ができていないと技の精度が上がらないからです。
スパーでの「効かせ方」が変わる
基礎をきちんと学んだ人は、例えばパスガードのときに重心のかけ方や相手の反応を読む動きが自然と身についています。
こうした“何気ない差”が、スパーになると明確に出てきます。
紫帯以上で気づく「基礎の差」
実際、紫帯・茶帯と帯が上がるにつれて、よく言われるのが「結局、基礎が一番大事だった」ということ。
テクニックは引き出しとして増えますが、それを使いこなす“基本となる土台”ができていなければ、実戦で機能しません。
白帯時代にサボらずコツコツと基礎を積み上げてきた人ほど、高帯になっても技の再現性が高く、シンプルな動きで勝負できるようになります。
基礎クラスの“学び方”のコツ
「動作の意味」を考えながら取り組む
単に動作を真似るだけでなく、「なぜこの動きが必要なのか?」「どの状況で使うのか?」を意識すると、理解度がグッと上がります。
上級者の動きを観察する
基礎クラスで学んだことが、上級者のスパーリング中にどう使われているのかを観察しましょう。
意外と“超基本的な動き”がそのまま試合で使われていることに気づくはずです。
自主練やドリルで反復する
道場のクラス時間だけでは反復量が足りない場合もあります。
基礎は“体に染み込ませる”ことで威力を発揮します。
時間があれば自主練やドリルをして定着を図りましょう。
まとめ:退屈な時間が、未来の“武器”に
白帯の基礎クラスは、確かに地味で派手さもなく、退屈に感じることもあるかもしれません。
しかし、その時間をいかに丁寧に過ごしたかで、半年後・1年後、そして数年後の“強さ”はまるで違ってきます。
「基礎を制する者が柔術を制す」。
この言葉を胸に、目の前の地道な練習を大切に積み上げていきましょう。

