柔術の大会で帯を偽ったらどうなる?実例とそのリスクを徹底解説

25.04.17

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ブラジリアン柔術(BJJ)の大会は、帯の色によって選手の実力や経験値が明確に区分される、非常にフェアな競技環境です。

だからこそ、まれに「帯を偽って」大会にエントリーする行為が、重大なルール違反として問題視されます。

本記事では、帯の詐称がもたらす影響や、実際に報じられたケース、そして不正を防ぐための対策について詳しく解説します。

帯の色が持つ意味とBJJにおける重要性

ブラジリアン柔術では、白帯・青帯・紫帯・茶帯・黒帯という5段階の帯制度が存在し、選手のスキルや経験を帯色で判別します。

この帯システムは、試合のカテゴリー分けやルール適用にも影響するため、大会運営の根幹を支える要素でもあります。

例えば、白帯カテゴリでは足関節技が制限されるなど、安全面にも配慮されたルールが設定されています。

そのため、自分の実力以上または以下の帯で出場することは、他の選手との公平性を大きく損ねる行為とみなされます。

実際にあった帯詐称の事例とその結末

過去には、海外のBJJ大会で白帯としてエントリーした選手が、実際には青帯だったことがSNS上で発覚し、コミュニティ内で大きな議論を呼びました。

本人は白帯部門で優勝したものの、過去のSNS投稿やYouTubeの試合動画から、青帯であることが明らかに。

この件は大会主催者の耳にも入り、結果として失格処分、メダル剥奪、さらには所属アカデミーからの除名といったペナルティが課されたと報じられています。

正式な記録として残っているものではありませんが、こうしたケースはBJJコミュニティでは珍しくなく、「BJJ fraud(柔術詐欺)」として警戒されています。

なぜ帯を偽るのか?その心理と背景

帯を偽って出場する選手の心理には、以下のような背景があると考えられます:

• 昇帯が遅れていて不満を抱えている

• 大会で勝ちたいという強い欲求

• 他のジムに移籍したばかりで正式な帯が認知されていない

しかし、どんな理由があっても、帯は指導者がその人の成長に応じて授与するものであり、自分で判断して名乗ることはできません。

帯の詐称は、自分自身の信頼だけでなく、道場や師匠の名誉も傷つける結果になります。

IBJJFをはじめとする大会の対策と制度

国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)などの主要大会では、帯の偽装を防ぐためにいくつかの取り組みがなされています。

• IBJJF登録には、所属アカデミーと帯の認証が必要

• 黒帯の選手はバックグラウンドチェックを受ける制度がある(※米国のみ)

• 過去の試合映像やSNSが、帯の証拠として参照されるケースもある

このように、情報がオープンな現代においては、帯の詐称はすぐに露見するリスクが高く、発覚した際には厳しい処分が科されることが一般的です。

柔術は「実力」と「誠実さ」が評価される武道

ブラジリアン柔術は、テクニックや体力だけでなく、人間性や誠実さも評価される競技です。

昇帯のスピードや勝敗に焦る気持ちは誰にでもありますが、不正をして得た勝利は、決して誇れるものではありません。

むしろ、帯にふさわしい努力と実力を積み重ねることで、長期的に見て真の意味で信頼される選手になれるのです。

大会に出るときは、自信を持って「今の帯」で堂々とマットに立ちましょう。


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