高田延彦、ブラジリアン柔術茶帯に昇格──ヒクソングレイシーから感動のプレゼント!
25.04.17

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プロレス、総合格闘技で数々の名勝負を繰り広げてきた高田延彦氏が、2024年12月、ついにブラジリアン柔術の茶帯に昇格した。
60代に入ってもなお、己の技を磨き続けるその姿は、格闘技ファンだけでなく、すべての挑戦者たちに勇気と希望を与えている。
本記事では、高田氏の柔術への取り組みや、茶帯昇格の背景にある哲学について深掘りしていく。

還暦を超えてなお、格闘技と向き合い続ける高田延彦
1962年生まれの高田延彦氏は、2025年で63歳を迎えた。
UWFやPRIDEといった舞台で日本の格闘技史に名を刻み、引退後も解説者やタレントとして活動を続けている。
そんな高田氏が近年力を注いでいるのが、ブラジリアン柔術(BJJ)だ。
柔術との出会いは、自身の格闘技哲学を深めたいという思いからだったという。
打撃を伴わないBJJは年齢に左右されにくく、生涯スポーツとしての側面を持つ。
高田氏はこの点に強く惹かれ、日々の鍛錬を通じて、再び“挑戦者”の立場に身を置いている。
茶帯昇格──ヒクソン・グレイシーから授かった新たな帯
2024年12月、高田氏はアメリカ・マイアミにあるヒクソン・グレイシー氏の自宅兼道場を訪れ、そこで正式に茶帯を授与された。
師であるヒクソン氏との再会、そして“インビジブル柔術”のレクチャーを通じて、改めて柔術の奥深さと哲学的側面に感銘を受けたという。
実はその直前、同年9月には『SJJIF World Jiu Jitsu Championship 2024』のマスター7紫帯ヘビー級に出場し、一本勝ちで勝利を収めている。
この試合は高田氏の柔術公式戦デビューであり、還暦を過ぎての勝利は大きな話題となった。
茶帯とは、黒帯に至る一歩手前のステージ。
それだけに、ヒクソン氏からの帯の授与は技術だけでなく、人間性や姿勢を含めた総合的な評価だと見ることができる。
柔術を通じた“再成長”──「引退」は終わりではない
柔術を始めた当初、高田氏は「年齢を理由にやらないことの方が、怖い」と語っていた。
まさにその言葉通り、彼は60代で道着をまとい、汗を流し、世界最強だった男に教えを請いながら技術を磨き続けている。
格闘家としての第一線からは退いたものの、「柔術家」としては今まさに成長の只中にいる。
引退とは終わりではなく、新たな挑戦の入り口──そのことを、高田氏は身をもって証明している。
まとめ:柔術という“第二の道”を歩む高田延彦の現在地
高田延彦氏の茶帯昇格は、名声や過去の実績に甘んじることなく、再び基礎から積み上げてきた努力の賜物だ。
60代という年齢においても、挑戦をやめず、学び続ける姿は多くの人々の胸を打つ。
格闘技界のレジェンドは、今もなお“現役”であり続けている。
柔術という新たな舞台で躍動する高田延彦の姿から、私たちは「年齢に縛られない挑戦」の可能性を再認識することができるだろう。

