【柔術の真理】トップ vs ボトム、どちらが本当に有利か?徹底検証

25.04.17

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はじめに:柔術におけるポジションの重要性

ブラジリアン柔術(BJJ)では、ポジションの取り合いが勝敗を左右します。

特に「上(トップ)」と「下(ボトム)」のどちらが有利かは、初心者から上級者までが一度は考えるテーマです。

本記事では、技術的・戦略的な観点からこの問いに迫ります。

トップポジションの利点と戦略

トップポジションの最大の利点は、重力を利用したコントロールです。

上から相手を押さえつけることで、スタミナを削り、有利なポジション(マウントやバック)への移行が容易になります。

また、競技ルール上も、パスガードやマウント、バックテイクなどでポイントを加算しやすいため、ポイント勝ちを狙うなら非常に有利です。

さらに、体重を使った上からのサブミッション(袈裟固め→腕絡み、横四方→V1アームロックなど)は、下からに比べて圧力がかかりやすく成功率が高いという特徴もあります。

ボトムポジションの利点と戦略

一方で、ボトムポジションにも大きな強みがあります。

代表的なのは、多彩なガードワークと攻撃力の高さです。

クローズドガード、スパイダーガード、デラヒーバなど、ポジションのバリエーションは豊富。

そこから三角絞めや腕十字、スイープを仕掛けることができます。

特に競技柔術では、下から主導権を握る選手も多く、引き込んで自分の得意なガードで展開するスタイルが定番となっています。

また、スイープが成功すれば2ポイントが入り、流れを一気に変えることが可能です。

実戦での選択:なぜ引き込むのか?

多くの柔術家が試合開始と同時にガードへ「引き込む」理由は、単にテイクダウンを避けたいからではありません。

それは、自分の得意な展開に確実に持ち込むための戦略なのです。

引き込み=受け身と思われがちですが、下からのスイープやサブミッションを狙う積極的な選択でもあります。

つまり、引き込みは「戦術的な攻撃の第一歩」なのです。

技術的な比較:トップとボトムのメリット・デメリット

トップポジション

メリット:

• 重力を使って相手をコントロールしやすい

• パスガードやマウントなどでポイントが取りやすい

• 体重を使ったサブミッションの威力が高い

デメリット:

• 足を使った組手の自由度が低い

• パスガードに時間がかかり、崩すのが難しい相手も多い

ボトムポジション

メリット:

• 手足4本を使って相手をコントロールできる

• スイープや極めのバリエーションが豊富

• パスされない限り失点しにくい

デメリット:

• 相手の体重を受けることでスタミナを消耗しやすい

• バランスを崩されると極められるリスクもある

階級や体格で変わる戦略

同じ柔術でも、階級や体格によって取るべき戦略は異なります。

• 軽量級:

スピードと柔軟性を活かし、下から攻めるスタイルが主流。

スイープやガードワークが武器。

• 重量級:

体重と力を活かしてトップから圧をかける戦い方が有効。

パスガードとコントロール力が鍵。

自分の階級、体力、柔軟性を理解して、無理のないスタイル構築が重要です。

トレーニングで意識すべきこと

「上か下か」ではなく、どちらも扱えることが真の柔術家への道です。

そのためには、日頃の練習で両方のポジションをバランスよく鍛えることが必要です。

• トップ練習:

重心コントロール、パスガード、ベースの維持など

• ボトム練習:

ガードの維持・回復、スイープの組み立て、下からの極め技

また、自分の苦手なポジションをあえて重点的に練習することが、柔術のレベルアップに直結します。

まとめ:答えは「どちらも有利になり得る」

結局のところ、「上と下のどちらが有利か」という問いには明確な正解はありません。

なぜなら、有利不利はルール・対戦相手・自分のスタイル・体格など、さまざまな要素によって変化するからです。

現代の柔術においては、「トップもボトムも取れる柔術家」こそが強いというのが真理。

つまり、ポジションに縛られず、どこからでも攻め・守れる柔軟なスタイルを目指すべきです。

あなたは今、どちらのポジションが得意ですか?

そして、もう一方を克服する準備はできていますか?


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