【BJJ】柔術家にランニングは必要なのか??
25.04.18

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はじめに:柔術家にとってのランニング、その是非を考える
ブラジリアン柔術(BJJ)を練習する中で、補強トレーニングの一環として「ランニング」を取り入れるべきか悩む人は多いです。
道場外での自主トレとして、走り込みをしている人も見かけます。
しかし、果たしてその努力は柔術に直結しているのでしょうか?
本記事では、柔術におけるランニングの必要性について、「なぜ走るのか」「走ることが何に役立つのか」といった観点から深掘りしていきます。

柔術におけるスタミナの正体とは?
柔術で求められるのは“瞬発力と持久力のハイブリッド”
柔術の試合やスパーリングでは、短時間で爆発的な動きが連続します。
これはマラソンのような持続的な持久力とは異なります。
柔術に必要なのは、「インターバル的なスタミナ」です。
つまり、高強度の動きを繰り返しながらも、短時間で回復できる能力が求められます。
長距離ランニングの落とし穴
長距離走は心肺機能の基礎作りには適しているものの、柔術のような断続的な高強度運動とは性質が異なります。
動きに直結しない持久力ばかりを鍛えても、実際の試合でのスタミナ切れに直面する可能性があります。
柔術家に適したトレーニングとは?
柔術動作に近いコンディショニングが効果的
柔術では、技を出しながらスタミナを保つ力や、苦しいポジションでも呼吸を整える力が求められます。
このため、実際の動きに近いトレーニングが効果的です。
■例えば以下のようなものがオススメです:
• ローイングマシンやエアバイクでの高強度インターバル
• スプロール、ジャンプスクワット、バーピーなどの全身運動
これらは、柔術の動作に近い「疲労と回復の繰り返し」を再現できます。
走るなら「意味のあるランニング」を
「走りたい」「走るのが好き」という人は、柔術に活きる走り方を選びましょう。
• 坂道ダッシュ: 爆発的な瞬発力と足腰の強化
• HIITラン(ダッシュ+ジョグの反復): 実戦的な心肺強化
• 階段ダッシュ: バランス感覚と脚力アップ
単調なジョギングより、変化に富んだランニングのほうが柔術には効果的です。
ランニングのメリットも否定はできない
心肺機能やメンタル強化には有効
■ランニング自体にも以下のような利点があります:
• 基本的な心肺機能の向上
• 減量や体重管理のサポート
• 精神的なリフレッシュや集中力の維持
特に試合前の減量や、道場に行けない日の代替運動としては有用です。
まとめ:目的とバランスで考える「走るべきかどうか」
柔術家にとってランニングは「絶対に必要なトレーニング」ではありません。
しかし、「なぜ走るのか?」という目的が明確であれば、有効なトレーニングになるのも事実です。
柔術のために走るなら、実戦に近い形式やインターバル要素のあるランニングを意識することで、効果は何倍にもなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 柔術初心者ですが、ジョギングは続けるべき?
→ 心肺機能アップには効果的です。慣れてきたら、実戦的な動作トレも組み合わせてみましょう。
Q. 減量のために走るのはアリ?
→ 非常に効果的です。食事管理と併用すると、体重調整に大きく貢献します。
Q. スパー後に疲れて走れません…
→ 無理に追加する必要はありません。スパー自体がハードな有酸素運動です。走るならオフ日や軽めの日にしましょう。

